前のディコと現在のディコ・アパルトマンの中間地点に寺町という、その名の通りお寺が密集してる町があるんですが、その寺町のお寺の脇から長い長い坂と階段を登って行くと、そこは無数のお墓があり、そこを越えてもっと上に登ると風頭という町に行き着きます。そこには公園があって、坂本龍馬の像があったり、展望台があったりするんですが、今まで長崎市内に三年ちょっと住んで、一回も行ったことなかったんです。すごい近い場所だったんですが、その急な坂を登る気になれず、今まで行かなかったんです。今までいろんなところ行って、飽きもせず同じような写真を撮ってきましたが、もうあまり行くところが近所ではなくなったんですよね。お休みの日の夕方から二時間ぐらいかけて、散歩がてらいつもの町写真を撮ってきました。ほんの二三枚でも撮れたらいいやって思ってたのに、メモリいっぱいに撮ってました。意外な収穫です。いつものように、坂、猫、犬、自転車など代わり映えしませんが、それでも行った場所の奇妙な風景とかあって、僕はそれぞれに愛着があります。

 風頭公園は、昔石切り場とかあったみたいで、その場所へ行ってみるとなんだか、暗いのに、ぽつんとそこだけが明るく照らされてて、不思議な空間でした。きっとここには神様がいるのでは?と思わせるような不思議な空間でした。季節的にかアジサイがたくさん咲き乱れていました。まるで夢の中の風景みたいでした。公園をぬけると、ちょっと昭和のムードたっぷりの町へとたどり着きました。ほんの二時間の散歩でしたが、長い夢を見てたような感覚になり帰ってきました。ちょとした小旅行でした。その日は猛暑で、Tシャツに汗びっしょりかいての撮影でした。

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Like A Seed / Song by Kenny Rankin